2ntブログ

2020/03/03 (Tue) 23:16
ゆうしゃのぼうけん ~生贄の村 恐怖の大蛸魔神~(108)

俺達は間もなく祠に到着した。
先に出発していたサムスンとパルスィートは丁度、跳躍呪文に必要な魔法陣を完成させたところだった。
「え?え?そうなんですか?やだ、ウソ可笑しい~~」
パルスィートは随分とご機嫌な様子でサムスンと喋っている。今朝方までのムスッとした表情がウソのようだ。

「あー様、思ったよりも早かったですね。ねねね聞いてください、サムスンさんて凄く面白い事言うんですよ~。あ、あと先輩見てください、パルはヒーラーなので跳躍用の魔法陣を描くのは初めてなのですが、如何ですか?自分では結構上手に作れたと思うんですけど・・・」

(おい、どうなってんだ?パルとサムスンすっかり打ち解けちゃってるじゃん)
(昨夜の戦いで、お互いの実力を認め合ったというか、いろいろ思う所もあるのでしょう。ま、怪我の功名ってやつですね)
(オレ実は、心配してたんだよ。パルスィート昨日色々あったじゃん?ひょっとしたら辞めるとか言い出さないかと思って・・)
(まあ、それについては自分に破廉恥行為をはたらいた相手を、自らの手でブチ殺しましたからね、留飲はさぞかし下がったと思いますよ)

<< ゆうしゃのぼうけん ~生贄の村 恐怖の大蛸魔神~(109) | ホーム | ゆうしゃのぼうけん ~生贄の村 恐怖の大蛸魔神~(107) >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP