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2016/07/28 (Thu) 22:07
三河安嬢2 ~エロエロ大妖怪・濱田事業部長襲来~  (42)

亜希子は呆然とした表情で、一連の出来事を眺めていたが、ようやく我に返った。
(た、助かった・・の・・?)
急転直下とも言える事態の劇的収束が、彼女はいまだに信じられなかった。
つい先ほどまでの絶体絶命がまるで嘘のようだ。
全く昼間北浜の予言したとおりになってしまった。
お尻とオッパイには甚大なる被害を被ったが、辛うじて最後の一線だけは守られた。
そう思いながら、亜希子は、事業部長の首根っこを掴みながら引き摺っていくダンシングフィッソン族の後姿を改めて見つめた。
・ ・・・・
「?」
なにか違和感を感じる。
・ ・・・・・
この違和感の正体は何なのだろうか?
目を凝らす亜希子。
・ ・・・・・・・
そうだ、よくよく見るとテレビに出てくるダンシングフィッソン族とは体形がまるで違うではないか!さっきは騒動の真っ只中で気付かなかったが、目の前の男はテレビで見るような筋肉質では決してない。もっと、何と言うか・・
逞しいというよりは哀愁漂う背中、デカい頭に、短足ガニ股、この特徴的な昭和体形は・・、
忘れもしない、亜希子は毎日目にしている。
そう、いつも職場で一緒にいる“あの男”そのものだ!
「・・・北・・浜さん・・?・・・」
亜希子は去って行く狩人の後姿をいつまでも見送っていた。

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コメント

・・・。(ざわざわ・・・。)

亜希子、乳出しっぱなし!

流石に手で隠してると思いますが

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