そしていよいよ、田中のブラが完全に溶け落ちてしまうかと思われたまさにその時だった、
「サイクローニアーーーーッ!!」
どこからともなく耳障り、というかちょっとキモヲタっぽいイントネーションの男の声が劇場中に響き渡る。
高橋「うげっ、まさかこの声は・・」
舞台下手より、まさかの勇者川嶋登場。
川嶋「サイクローニア!!無事か~~~っ!!」
高橋「折角いいところなのに・・出てこなくていいのに。ひょっとして救出しちゃうわけ?」
福山「ままま、これもシナリオのうちだよ」
鳩が豆鉄砲を食らったような観客席の唖然とした雰囲気など気にするそぶりも無く、川嶋は全く予想外の事を言い出した。
川嶋「サイクローニア・・残念だ、一足遅かった。完全にスライムの餌食になってしまったか。丸っきり消化されて最早骨も残ってはいまい、これでは寺院での復活も不可能だ。サイクローニア、安らかに眠れ」
田中「ちょっとバカ川嶋何言ってんの!?まだ死んでないっ、訳分かんない事言ってないで早く助けて!」
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