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2020/03/01 (Sun) 23:04
ゆうしゃのぼうけん ~生贄の村 恐怖の大蛸魔神~(106)

「どうもこうも・・素直に凄いと思ったよ。心停止呪文にしてもまぐれ当たりかと思ったら、戦術ちゃんと考えてんのな、あの土壇場で。あんなのマトモにやってたら普通は効かないぜ?」
「・・そうなんです。効かないんですよ・・普通なら・・」
「??・・だから予備呪文を使ったり、ゼロ距離射撃とか工夫したんじゃ無いのか?」
「勇者、実際に戦ったあなたなら分かるでしょうけど、あの魔神についてはもう学生が学校で習った付け焼き刃の技術で何とか出来るようなレベルを遥かに超えています。同じことを別の人間がやったとしてもまず効かないでしょうね」
「ならお前は理由が他にあると・・」
「ええ、まあ予備呪文の補正効果も“0”とは言いませんが・・せいぜい成功率が倍になる程度でしょう。
一般に彼我のレベル差が開けば開くほど即死系呪文の成功率は低下して行き、最終的には1/255程度まで落ちると言われています。多少の補正が入ったところでどうにもなりません・・」
「だったらやっぱりまぐれ当たりだったってことか?」

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